緋色の空 ひいろのそら

刻一刻と変化する、空や海のようなわたしのこころのスケッチ

へだたり

一時間半前に君の声がきこえた気がした



まだ君の声がきこえてるけど



君からは返事が来なかったんだよね



それで良かったんだ



諦めがついたから



君の答えは今じゃなく



もっとずっと前に知っていたのだろう




私の君は、君とはかなり隔たりがあったということ




夢は夢で



夢だからきっと良いんだ



夢はうつつにはなくて当たり前で



私の脳か心のどっかにあるんだろうけど



そんな夢はこれまでもいくつかあった



今も確かにそれらはどっかにあるだろうけど



夢はそのまま



夢は夢で夢だから



振り返れば君との時は一瞬だから




振り返らなければ一瞬にしてこぼれていく




君の声はまだきこえるけど



その声は私ではない人に語っているから




私の名は



とっくに君のうちでは



色褪せていたのだから

境界線上

昨夜はよく眠れた


眠る前の数時間はあくびばかりしてたけど



やっぱり君なのかどうかわからず



揺らいで、不安定で


気分が悪くなったけど



考えて見れば最初からそんなだったし



私にはそういう君しか知り得ようもなく


夢のようなうつつが君だから




それでも日々、私の中に君の存在があることに変わりない